銀塩写真とインクジェットプリンタとの違いはなんですか?
2023/04/27
銀塩写真とインクジェットプリンタは、出力方式(プリント)方法が異なります
写真屋さんでプリントされる写真は、通常「銀塩写真」といわれるものです。
家庭用のインクジェットプリンターとは、発色させる方式が根本的に異なります。
- 銀塩写真:写真プリント用の印画紙を薬品に反応させて発色させる方式
- インクジェットプリンター:インクを印刷紙に直接吹き付ける方式
銀塩写真の用紙には、光と化学薬品に反応して発色する薬品が塗られています(内部で層になっています)。
現在の業務用銀塩プリンターは、デジカメ写真の色データをレーザー光に変換し銀塩用紙に照射しています。
その後、発色を促す薬品をくぐらせて色をつけています(色をつける、というより紙自体が発色する)。
対して、インクジェットプリンターは、非常に微細なインクの水滴を紙に吹き付けています。
ぱっと見は、銀塩写真でもインクジェットプリンターでも、あまり画質に違いがあるようには見えませんが(インクジェットプリンターが発達したので)、両者には以下のような違いがあります。
- インクジェットはインクの吹きつけなので拡大するとインクの粒があります。銀塩写真は紙自体が発色するので、グラデーションに継ぎ目がありません。
- インクジェットより銀塩写真の方が耐久性に優れています。水に濡れても滲むようなことはありません。
- 銀塩写真の方が安い(と思います)。インクジェットプリンターの場合、十分綺麗と言える写真品質で出力しようと思ったら、必ずいわゆる「スーパーファイン専用光沢紙」にしなければなりません。これは結構お高くて、インク代まで入れると・・・という感じです。
インクジェットプリンターもございます
弊社では、インクジェットプリンターでプリントすることもできます。
インクジェットペーパーであれば、高彩度のお色や蛍光色等が銀塩プリントよりも出やすく、A1サイズまでプリントできます。
インクジェットペーパーの詳しい説明については、下記ページをご覧ください。
シャシンヤドットコム「ポスターサイズ始めました」